碓井ゆい個展「ghosts」
「drawing」2008年
「old board」2007年
「疲れ果てるまで話す」部分 2008
studioJにおける6月の展覧会として、碓井ゆい個展「ghosts」を開催いたしました。
碓井ゆいの個展は、studioJでは4回目の個展となりました。
碓井は、会場全体を使った大胆なインスタレーションを始め、 捨てられるようなボロ布や木切れから生まれるユニークなオブジェ、 郷愁を誘うような淡い色彩のドローイング、チョコレートやキャンディの包み紙を着せ替え人形の洋服のように仕立てた小作品など、 さまざまな表現形態を持ち、またそれを広げつつあります。
今回は立体作品、平面作品など約10点を展示いたしました。
展覧会によせて
大切なものと不要なものの間、
尊いものとくだらないものの間、
現実と空想の間、
その間をさまよう幽霊たち・・・
自分にとってものすごく大切なことが他人にとってそうではないという事は多々あることです。それをもっともらしく説得して理解させようとすることは、私に はできません。かといって開き直ってしまうのもちょっと違うなと思います。大切なのは、その間を右往左往していることだけは本当なのだ、と知ることだと思 います。
碓井ゆい