「松山賢展-花と和平」
studioJにおける2005年1月の展覧会としまして、「松山賢展-花と和平」を開催いたしました。
松山の今までの主なテーマは女性美を追求したものでしたが、今回はそれに加え、 ラブ&ピースということも強く訴えかけます。
「はなとかずひら」
紙で戦車、装甲車を作っている。キャタピラがあるのが戦車で、キャタピラがなく車輪だけのは装甲車という。
戦車は金属の重厚な装甲板で覆われ、固く重く大きい。紙工作は軽く、もろい。
戦車は人の肌で塗られ、花柄のレースの布がはられ、フリルで装飾されている。
戦車は花を積んで戦場に行く。
装甲車は合体して、積み上がっていき塔になっていく。パワーアップして大きく高くなっていく塔は、薄く軽い紙ででいきていて、風ですぐにも倒れそうだ。
花に囲まれた少女、花の女神フローラをモチーフとした裸体に花模様が浮き出した油彩画6点、 トールペイントの板に花が一輪片隅に描いてあるワンポイント絵画3点、紙で作った花柄戦車7点の16点によって構成される。
花ちゃんと和平くんの展覧会であり、愛と平和、ラブ&ピース、フラワーチルドレンの展覧会である。
(松山賢)
こちらは終了しました
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作家対談:2月11日(金・祝日)午後5時から 参加費500円(1drink)
テーマ「アーティストとして生きる」
松山賢×彦坂尚嘉(アーティスト)
ゲスト 彦坂尚嘉氏
1946年 東京生まれ
1970年 多摩美術大学絵画科油彩中退
1975年 パリビエンナーレ
1982年 ヴェニスビエンナーレ
1987年 サンパウロビエンナーレ
1989年 ユーロパリア・ジャパン(ゲント)
1999年 グローバル・コンセプチュアリズム展(N.Y)
2005年 兵庫国際絵画コンペティション優秀賞受賞
著書に「反覆/新興芸術の位相」、編著に「年表・現代美術の50年」など