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早川知加子 展

早川知加子 展
2004年7月13日(火)~31日(土)

早川は、若手では制作するものが少ない水性木版で作品を制作しています。 今回は、水性木版の平面、石粉粘土を使用した立体作品を展示し、水性木版で毎日一枚ずつ作った作品を 同一平面いっぱいに展示します。


「暗いものにふれたとき自然の本当の甘さを知る。 すぐ側にある小さなことが温かく光り子どものように濃密な世界に目をとじ大切さを感じる。 ナニが本当?ナニが大切?いつも思う。心の奥にある重要なもの小さい頃みえたこといつものなかにある大切な 光りを目をこらしてみてみたい。」
子どもの心のうごきは自由である。だからこそ、この空気を読み取り、いっぱいに感じた小さいものに たいする感覚や、好奇心をかたちにし、心を浸すことで気持ちをよみがえらせることが出来たらと思う。
そしてこれらを踏まえ、水性木版や立体などを通して見たものをそのまま描くのではなく、 世界を広げたあの頃の思いと今の心を通し、自分なりのかたちで表現していきたいと思う。(早川知加子)

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