碓井ゆい個展「playing in a quiet room」

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studioJ におきまして11月11日から12月2日まで「碓井ゆい展 - playing in a quiet room‐」を開催いたしました。  碓井は、この春に京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻を終了し、studioJにて初個展を開催いたしました。 「パーティのあとに」と題された展示は、今だ未完成ながらも今後の碓井の活動を期待させるに充分なもので、 たいへんご好評を頂戴いたしました。 今年studioJでの2回目の個展となる本展は、前回と同じく見過ごされ、 捨てられてしまうようなボロ布、木切れなどの廃材を使い、インスタレーション、オブジェ、ドローイングなどを展示しました。


作家コメント
『playing in a quiet room』
小学校の頃、避難訓練というものがありました。 地震や火事が起こって校内にベルが鳴り響くと、防災ずきんをかぶって校庭までぞろぞろとみんなで歩いてゆくのです。もちろん、仮想の地震であり火事であっ て、実際に校舎が揺れたり燃えたりする訳ではありません。 なんでこんな事させられるんだと思った記憶しかありませんが、日常生活が、とても脆くて一瞬で壊れてしまうものだということを、覚えさせられた経験のひと つなのかもしれません。 今は、たくさんモノがあって、ありすぎて溢れているような時代です。それが当たり前で、そうじゃなくなったら果たして生きていけるのか不安です。作品を 作っていけるのかが不安です。この日常が突然ぷっつりと途切れてしまう事が、とても怖いです。 だから、ひとりで訓練をすることにしました。ぼろぼろに崩れた学校の音楽室を想定して、そこに残されたモノで遊んでみようと思いました。ガラクタを寄せ集 めて、作品を作ってみました。 今回の展示作品は、世界が終わってしまっても笑って生きていくための、練習の跡です。
碓井ゆい