荒木由香里 個展「waltz」

2007 2008

studioJにおける5月から6月にかけての展覧会として、荒木由香里個展「waltz」を開催いたしました。
三重県在住の荒木は、今までの主な活動拠点を名古屋としてきました。
今回の展示は、関西での初個展となりました。
荒木はすでに存在する日用品や、貝殻など自然の造形物に手を加え作品を成立させます。
荒木により新たな命を与えられたオブジェたちは、少女の持つ愛らしさと瑞々しさ、 無垢なゆえの毒気も併せ持ち見るものを魅了します。

作家コメント

waltzとは、音楽のワルツです。
三拍子の淡々としたリズムの、ワルツのダンス。
指揮者が1、2、3、とぐるぐるまわす三角の指揮棒。
カップルの足の揃ったダンス。
軽快な音楽。
私は「再生」をテーマに制作していますが、生死も日常の出来事も、ふとした
拍子からワルツのような淡々としたリズムの中にいるような気分になります。
それぞれのものが再生していく世界の中の、そのリズムの中に私もいるような。
この世界の全てのモノは、物語をもっています。
生き物は日々再生しているけれど、生き物以外のモノはそうではない。
再生するということは生きていることだと思います。
私は神様ではないので命を与えることは出来ないけれど、固有のモノのイ
メージを引き出して、ひとつのものとして再生し存在させることは出来る
と信じています。
ぐるぐるぐるぐる
ワルツのリズムで、まるでダンスのように再生する世界に生まれ変わった
モノ達も加えてみたいと思います。

荒木由香里