大西伸明 個展「3℃」
studioJにおける12月の展覧会としまして、大西伸明展「3℃」を開催いたしました。 本展は、studioJでの大西の3回目の個展になります。
近年大西は精力的に個展、グループ展を行なっていますが、その中でも大規模な個展を昨年12月から1月にかけて、 国際芸術センター青森において開催いたしました。 また今年10月にはソウル国際版画・写真&エディションワークスアートフェアSIPAに出展するなど、 活動の場を海外にも広げています。
今回は、レースから構想を得た作品を展示します。 大西は過去にもアンティークレースの模様を再構築して、 仮想のレースを細密につくりましたが、 今回の作品はアンティークレースの部分を記号として扱いモンタージュしていきます。 レースの部分が重なっていく様子も見えるように再構築し、そこでの重なりやズレ、色面の違いなどから仮想感を醸し出します。 レースのドレスや、小さな切れ端をイメージしたような白い作品を、ピンク色で彩色したギャラリー壁面に約40点展示いたしました。